「大規模言語モデル(LLM)」に関連する技術ブログ

企業やコミュニティが発信する「大規模言語モデル(LLM)」に関連する技術ブログの一覧です。

[Tips] PyTorch Lightning を利用した学習 Tips

はじめに Turingの基盤AIチームに業務委託として所属している東京科学大学(Institute of Science Tokyo)の藤井です。本記事では、PyTorch Lightningを利用してマルチノード(=2インスタンス以上の環境)で学習を行う際のTipsと、PyTorch Lightningと Lightningの併用により生じる問題の解決策について紹介を行います。 普段はSwallow Projectや横田研究室にて大規模モデルの分散並列学習や低精度学

GENIAC プログラムから学んだ基盤モデル構築支援の教訓

はじめに 2024年、経済産業省は  GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)  を立ち上げました。これは、企業に資金、メンタリング、そして基盤モデル開発のための 大規模なコンピューティングリソース を提供することで生成AIを推進する国家プログラムです。AWSはGENIACの第二期において、一括調達方式のクラウドプロバイダーとして選定されるとともに、個別調達方式

Vertex AI経由でClaudeモデルを使ってみた

G-gen のバロキです。この記事では Vertex AI を使って、Anthropic 社の Claude モデル を呼び出す方法と、セットアップから最初の推論(inference)までのステップについて解説します。 はじめに Claude とは Vertex AI 上で Claude を使うメリット 利用可能な Claude モデル一覧 事前準備 Notebook インスタンスの作成 Claude のストリーミング応答を利用する curl での呼び出し例 次のステップ

Amazon Q Developer の IDE で Model Context Protocol を使用し、コンテキストに応じた開発プロセスを実現する

本記事は 2025 年 6 月 12 日に公開された “ Use Model Context Protocol with Amazon Q Developer for context-aware IDE workflows ” を翻訳したものです。 本日、 Amazon Q Developer が Visual Studio Code と JetBrains の統合開発環境(IDE)プラグインで Model Context Protocol(MCP)サポートを発表しました。これにより、開発者は外部ツールや MCP サーバーを Q Developer に接続でき、よりコンテキストを理解した応

Geminiによるナレッジグラフの抽出とGraphRAGの簡易実装

こんにちは、スマート ソサエティ センターの飯田です。 はじめに NotebookLMでは、文章をアップロードすると、 マインドマップ 形式で内容を可視化することができます。 この機能により、情報の整理や関連性の把握が容易になります。 デジタル庁が公開している ChatGPT 等の生成 AI の業務利用に関する申合せ(第2版) を入力してみると下記のような結果が得られます。

SRE2.0: LLMサービスの信頼性を測る新しい評価指標の紹介

こんにちは。Fintech SREの佐藤隆広(@T)です。 この記事は、 Merpay & Mercoin Tech Openness Month 2025 の11日目の記事です。 Google社が提唱し、 Site Reliability Engineering Book によって広く知られるようになったSREの信頼性マネジメントは、開発と運用の関係性を再定義し、SLI/SLOとエラーバジェットに始まり、Availability・Latency・エラーレート・トラフィック・リソース飽和度・耐久性とい

LLM アプリケーションの セキュリティを保護する AI-SPM の取組み

はじめに こんにちは、KINTO テクノロジーズ Security CoE グループの多田です。普段は大阪のオフィスで勤務しています。我々のグループでは、マルチクラウド環境の「ガードレール監視とカイゼン活動をリアルタイムで実施する」をミッションに、クラウドセキュリティに関する多くのことにチャレンジしています。メンバが日々、どのような活動を実施しているかは、 こ

[Tips] NGC PyTorchのversion lockを解除する方法

はじめに Turingの基盤AIチームに業務委託として所属している東京科学大学(Institute of Science Tokyo)の藤井です。本記事では、NVIDIA NGC PyTorchのcontainerを利用する際に直面するversion lock問題に関する知見や注意点について紹介します。 普段はSwallow Projectや横田研究室にて大規模モデルの分散並列学習や低精度学習について研究を行っていますので、そちらもご覧いただけますと幸

Amazon Bedrock を使用した Well-Architected な生成 AI ソリューションによる運用上の優秀性の実現

本記事は、2024 年 10 月 2 日に AWS Machine Learning Blog で公開された Achieve operational excellence with well-architected generative AI solutions using Amazon Bedrock を翻訳したものです。 大規模な企業は、組織全体で 生成 AI の力を活用するための戦略を策定しています。しかし、生成 AI の規模を拡大し、異なる事業部門 (LOB) での導入を容易にするには、データのプライバシーとセキュリティ、法的

メルペイインターンで機能の改修・設計からLLM AgentベースのSlack Bot開発まで色々やった話

はじめに こんにちは!メルペイのBalanceチームの中にあるSettlementチームでインターンをしていました、somaです。 この記事は、 Merpay & Mercoin Tech Openness Month 2025 の10日目の記事です。 本記事では、インターンでやったことやその感想などを書いていこうと思います。 チームについて Settlementチームは、主にメルペイの加盟店さまの売り上げを集計し、振り込みの指示を行う

累計18,000社の声とデータで、価値あるAIプロダクトへ ~ラクス「AIエージェント専門組織」の挑戦~

こんにちは、AIエージェント開発課 課長の石田です。 「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」 これが私たちラクスのミッションです。 私たちはBtoB SaaSの提供を通じて、企業の成長につながる業務効率化や生産性向上に向き合ってきました。 そのために、開発生産性向上はもちろんのこと、顧客の体験価値向上や顧客の業務効率化を目的とした機能開発にも組

薬局業務支援AI開発を加速!Databricks×Dify×Colaboratoryで実現する、ドメインエキスパートとデータサイエンティストの協働基盤

こんにちは、生成AI研究開発チームのデータサイエンティストとしてAI開発を担当している保坂です。 本記事では、薬局の現場オペレーションを支援するAIを開発する私たちのチームが、ドメインエキスパート(薬剤師など) と データサイエンティスト の協働を円滑にするために構築した「 Databricks × Dify x Colaboratory 協働基盤 」を紹介します。 生成AIプロダクトチームを

AWS Transform の AI エージェントを使って メインフレームモダナイゼーションジャーニーを加速する

はじめに メインフレームのモダナイゼーションは、重要なアプリケーションの複雑なレガシーコードベース、メインフレームの専門知識を持つ人材プールの減少、最新のクラウド機能を採用する必要性の高まりにより、組織にとって長い間困難な課題でした。 AWS Transform for Mainframe は、re: Invent 2024 で「Amazon Q Developer transform capability for mainframe」としてプレビューされまし

Dify MCPプラグインを使って自然言語でSnowflakeからデータを取得してみた

DifyのMCPプラグインとZapier MCPを利用してDifyとSnowflakeを連携させ、Snowflakeのデータを自然言語で扱ってみました。本記事では、その連携方法を中心に紹介したいと思います。 はじめに 利用したサービス Dify Zapier Snowflake 構成 連携設定 Snowflake の設定 Zapierの設定 Dify の設定 動作確認 まとめ 参考 はじめに こんにちは。NTTコミュニケーションズの大島です。普段は、クラウド

TSKaigi2025の参加・協賛、そして自社イベントを開催しました!

はじめに こんにちは!スタメンでエンジニアをしている hisa です。 2025年5月23日・24日に東京・ベルサール神田で開催された TSKaigi 2025 に、両日現地参加してきました! 今回は、イベントの雰囲気やセッションでの学び、参加者との交流などを中心に振り返っていきたいと思います。 ちなみにスタメンは今回のTSKaigiに Goldスポンサー として協賛し、当日はブース出展も行
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